はじめに
国際結婚での子育て、みなさん気にかかることは どうやって言語を子供に覚えさせるか だと思います。
英語や別の言語がペラペラになるように力を入れすぎて日本語が片言になってしまったらどうしよう…
と悩むパパさんママさんは多いと思います。
でも、実は3つのポイントを押さえるだけで子供はしっかりと多国語を身に着けることができちゃうんです!私の3歳と4歳の子供たちはすでに3か国語を使い分けています。
今回は私るるるんが実践している3つのポイントをお伝えしますね!
こどもには母国語で話しかける
子供にとって、一番大事なのは自分の母国語。これが子供のアイデンティティや文化の基盤になるんです。
海外移住の場合は現地の言葉を教えてあげないとコミュニケーションがとれなくて大変じゃないか、と思いがちですが、子供の言語学習能力ってすごいんです。学校でクラスメートと交流したり授業の中で新しい言語に触れていくうちに自分で覚えていきます。
上の子がカナダの保育園に入園することになった際、同年代の子供に比べて口数が少なく、もしかしたら私が英語で話してあげるべきなのかも、何語で話すのがいいんだろう、と悩んだ時期がありました。
カナダでSpeech Language Pathologist(スピーチセラピスト、言語聴覚士)相談してみたところ、「子供にはパパママの母国語で話しかけてください」とアドバイスをうけました。
母国語以外で話さないほうがいい理由は
親側
- 子供に間違ったアクセント、単語、文法がうつってしまう
- 子供に伝えたいことがうまく言葉にまとまらない
子供側
- 親に何語で話しかけたらいいのかわからなくなる
- 思春期で親に悩みを打ち明けたいときに、うまく意思疎通がとれない
- 間違ったアクセントや片言になり、それを周りに指摘されてその言語を使うのが嫌になる
といったことが起きるからだそうです。そのアドバイスを受けてから、私は子供に対しては日本語、旦那は中国語、で必ず話しかけるようにしています。
親はできるだけ母国語でコミュニケーションをとって、子供に母親父親の言語を話すことにに自信をつけてあげましょう。初めから第二言語第三言語をネイティブにしようとしなくてもいいんです。まずは母国語をしっかり話せるようにすれば、他の言語もスムーズに学べるようになりますよ!
寝る前のお話タイムを楽しむ!
子供が楽しみながら言語を学ぶいい方法が、寝る前のお話タイム。寝る前の学習が一番頭に残るって聞いたことがある人も多いと思います。母国語、パートナーの言語を交互に取り入れて、物語を読んであげましょう。そうすることで、子供は言葉だけでなく、異なる文化や考え方にも触れることができます。
我が家では絵本タイムの代わりにスマホのアプリを使って昔話タイムを取り入れています。絵本だと部屋を暗くしないと寝てくれず、手こずっていたのですが、スマホで昔話の読み聞かせだと部屋を暗くしてからなので子供もスッと寝てくれてかなりおすすめです!パートナーの言語でも読み聞かせの音源さえあればネイティブのアクセントで聞かせられるので、忙しいママパパが子供に異なる言語学習をさせるのにもぴったりなんです!
テレビも楽しく使おう
子供はテレビからもたくさん学びます。一日の中で異なる言語の番組を見せることで、子供は自然に多言語に触れ、成長していきます。子供が各言語に触れる時間の比率に合わせて、選ぶ番組を決めてみせてあげましょう。
私の場合、カナダに住んでいた時と日本に帰国してからは子供に見せる番組の言語も↓のように変わりました。
- カナダ
日本語>中国語>英語(日本語を話すのは私だけ、中国語は旦那と学校のお友達、英語は家庭外のほとんど)
- 日本
中国語>英語>日本語(中国語を話すのは旦那だけ、英語はたまに学校で、日本語は家庭内外ほとんど)
このように、日常的に使うことが少ない言語を優先的にテレビでみせて、言語のバランスをとっています。
そうすることで子供は日常的に異なる言葉を楽しく使えるようになりますよ!
まとめ
トリリンガル教育って大変なイメージですが、実はちょっとしたポイントを押さえれば子供はすんなりと言語を習得できちゃうんです。日常で使う頻度に目を向けつつ自分の母国語にしっかりと触れさせてあげて、子供がトリリンガルになれるようにサポートしてあげましょう!
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